ご利用方法

速修方針は以下の通りです。
(1) ハングルの習得

(2) 日韓の漢字語の類似性・関連性の理解
(3) 数詞の習得
(4) 動詞の変化の習得
(5) 頻発する固有語の記憶

これで、韓国人に対し、自分の言いたいことは言えるレベルに達します。期間的には集中度にもよりますが、１ヶ月はかからないと思います。本HPを読むだけなら１週間もかかりません。「習得」とは記憶し、人に説明できるくらい理解することです。習得には更に２週間くらい必要でしょう。

本HPは漢字語をベースとした学習ですが、韓国人は、必ずしも漢字語を多用してはくれませんので、テレビドラマを見るなり、韓国人との会話を通して、固有語を憶えて行くしかありません。テレビドラマだと右から左に抜けて行きますので、韓国人との会話の中で、わからない単語があったら、意味を聞き、ハングルで書いてもらうのが記憶にとどまる方法だと思います。

それでは、一つ一つ説明して行きます。

(1) ハングルの習得

最初にハングルを習得します。その理由は、ハングルは表音文字であり、ひらがな同様、1文字1発音です。ターゲットとする漢字語も、わずかな例外を除き、韓国では1漢字１発音ですから、漢字とハングルは1：1で対応しています。

ハングルの発音ができれば、当然ながらハングルで書いてある単語が発音でき、発音してみると同じ発音の日本語の漢字が想起されます。複数あれば、前後関係から、その内の一つを選択します。

「キョン」だとか「チェ」だとか、明らかに日本語の発音にない場合は、(2)で学ぶ日韓漢字語の発音の相関性から、「キョン」は日本語では「きょう」か「けい」、「チェ」は日本語では「さい」だとか日本語の発音に読み替えることができ、その発音から漢字が出てきます。

その意味でハングルを発音できることが全ての始まりであり、最も重要です。ハングルの習得は1-2日です。

　＜無料休憩所＞2通りの音がある漢字

1) 「ハングルの構成」で、ハングルの組立てを理解する。

2) 「日本語50音との比較」は、日本語をベースに韓国語を学習するとの趣旨から関連表は憶えないといけません。ローマ字感覚で憶えましょう。

3) 「字母・母音」で母音の発音を憶える。
母音10個には、日本語の「う」、「え」、「お」に近い発音があったり、「や」行の音があったりで日本の母音5個の倍の10個ありますが、どれも発音できないわけではありません。

練習しましょう。多少発音が下手でも韓国人は理解してくれると思います。
複合母音11個は母音10個の組合せで、発音も両方の母音を同時に発音する感じで、これもできないわけではありません。文字を見て発音がすぐできるところがうれしい。

韓国人の発音を聞き分けるのは困難だと思いますが、前後の脈絡で、単語はわかります。聞くだけでなく必ずハングルをチェックすることにより少なくとも自分が話す時は発音分けできるようにしましょう。

4) 「字母・子音」で子音の発音を憶える。
子音14個には4個の激音があり、その他に濃音5個があります。これも母音と同じで、聞き分けは困難ですが、子音の平音・激音・濃音だけが違った単語はもともと少ないですから、前後の脈絡でわかります。

少なくとも自分では発音分けできるようにしましょう。必ずハングルをチェックし、発音間違いを防ぎましょう。

発音に関してはこちら

　＜無料休憩所＞誤発音による失敗例

5) 「リエゾン」は話し言葉であり、文字そのものは変化しません。発音によって日本の漢字を引き出すためのハングルの読みには関係ありません。

6) 「子音の発音変化」も5)　同様関係ありません。ただ、出だしの単語で「ら」行が「な」行や「あ」行に変化することは憶えておいた方が良いです。

(2) 日韓の漢字語の類似性・関連性の理解

「日本語との関連性」で母音・子音の日本語・韓国語の関連性を理解しましょう。
この「関連表」は、憶える必要はありません。関連性を理解していただけば充分です。
「普通名詞一覧表」の漢字語を見ていただくと、韓国の漢字語が日本語と全く同じだということに気付きます。発音もなんとなく想像できるので、そういう漢字語は憶える必要がないことになります。この「普通名詞一覧表」で憶える必要があるのは、固有語です。

本論では省略していますが、日韓漢字語の類似理由に興味がある方は以下の＜無料休憩所＞をご利用下さい。

　＜無料休憩所＞漢字語の類似理由　