日本の日付


日付は固有語を使っている

 時間に関する数詞、時詞に関し、韓国語は時間に固有語を使い、分・秒に漢字語を使っていて変だと思っていましたが、実は、日本語も暦の日付は、以下の部分は固有語です。

 1日 ついたち
 2日  ふつか
 3日  みっか
 4日  よっか
 5日  いつか
 6日  むいか
 7日  なのか
 8日  ようか
 9日 ここのか
10日  とおか
20日  はつか
30日  みそか


 子供の時、やっと算用数字の読み方を憶えたのに、暦の読み方が、いちにち、ににち、さんにち……ではないと言われ、愕然としたことを記憶しています。なぜか、固有語を使っています。それでも、「ついたち」だけは「か」が付きません。確かに、算用数字よりは間違いにくいと思います。

 文字や言葉はコミュニケーションの手段ですから、間違えやすいものは自然と避けられた、定着しなかったということなのでしょう。

時詞 1.暦」へ

はじめに」へ