零を意味するゴン


301、705などの0の言い方

  マンションやホテルはワンフロアに10部屋以上ある場合が多いと思いますが、その場合上1桁又は2桁で階を表し下2桁で部屋番号を表します。その結果、301号とか、705号とか、間に0が入った部屋番号が多くなります。

  また、電話番号の場合は、数字の羅列ですから、桁数もマチマチですし、そこで千だとか万だとかいう意味は全くなく、単に数字のみ読んで行きます。

  日本では、301は、「さんびゃくいち」ですが、「さんまるいち」と言う方が自然です。それは「ひゃく」だとか「じゅう」だとかいう単位はどうでもよく、重要なのは、その前の「さん」とか「いち」と言う数字だからです。

  韓国も同様で301は
サムベギル
ですが、普通は
サムゴンイル
と言います。日本の「まる」に当たるのが、韓国では
ゴン
です。1004であれば、
イルゴンゴンサー
と言います。

  この「ゴン」は空(から、あき)の意味で、「空」の韓国発音です。タクシーも空車の時は、メーターに
ゴンチャ(空車)
と表示されています。

  人気のないアパートの窓にはベタベタと
ゴンシル(空室)
とか
ゴンカ(空家)
の張り紙がしてあります。

  ついでに、日本でいう、「空色」のことは
ゴンセク
と言います。孫悟空は韓国では漢字語の韓国語発音で
ソノゴン
と言います。
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