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 このHPの趣旨からして、皆さんが辞書を引くことは期待していませんが、万一辞書を引いてみようという奇特な人のために説明します。日本の国語辞典と同じ感覚です。ただ、ハングルは〇、□、縦棒、横棒と言った記号の組合せであり、辞書は小さい字で書いてあるので、以下のように判別が難しい場合が多く、辞書の並び方を知っていないと辞書は引けません。

(1) 判別困難な例

(2) 並び方

1)　一番大きい並び方は、以下の子音字14個です。

  子音字だけでは発音できないのでア段の音を入れると、（カ ナ タ ラ マ バ サン ジャ チャ カッ タッ パッ ハ）となります。これは、辞書の表表紙、裏表紙を開くと縦に書いてあります。この辺りは、日本の国語辞典で、（あ か さ た な は ま やら わ）と縦に書いてあるのと同じです。

2)　次に母音字が並びます。

の10個の母音字に、それぞれの母音字の後ろに、その派生する複合母音字

11個が次のように入ってきて21個の母音字が並ぶことになります。（　）内が複合母音字です。

これは、国語辞典が（あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ）と並ぶのと同じです。
なぜこの位置に複合母音字が入るのかは、５．複合母音の位置を参照下さい。

3)　次いで、子音字14個が並びます。
二つの終声字11個

が一つの子音字の次に並びます。　
と並ぶ訳です。これは、日本語が子音＋母音しかないため、国語辞典には例がありません。

4)  双子音字5個

は、それぞれの平音

のすぐ後ろに来ます。国語辞典で、濁音（が、ざ、だ、ば）が清音（か、さ、た、は）のすぐ後ろに並ぶのと同じです。

　以下に初声字と中声字の組合せ一覧表を掲げます。実際には、これに終声字が付いて膨大な組合せとなります。
また、複合母音字がなぜその位置に来るかの説明を記載しました。

(4)初声子音と中声母音の組合せ一覧表

註）灰色部分は、私の辞書にはない文字です。実在しても使用頻度は低いと思われます。緑色部分は外来語にのみ使用されていました。

(5) 複合母音の位置

　母音字同士の組合せなので、前に位置する母音字の派生語として、その母音字の後ろに来ます。