以下の４個の動詞は人とコミュニケーションする際、他の動詞とは比べ物にならないくらい頻発する別格的存在です。使い勝手がいいので、是非憶えましょう。
 「与える」、「やる」の意味。


として、人にものを頼む「下さい」の意味として頻繁に使います。英語のpleaseに当たります。

　　動詞の語幹に付ければ、「〜して下さい」の意味となります。

　1)　語幹の中声が

の場合、

（〜アジュセヨ）

　2)　それ以外は、

（〜オジュセヨ）となるのは、動詞の丁寧形の

と同じです。

の後の場合、

となるのも

の変化と同じです。

「なる」、「できる」の意味。
「必要ですか？」「いりますか？」と聞かれた時に、よく

とか過去形の

とか言います。これは「不要です。」の婉曲な言い方です。　

日本語だと「いいです。」という、いるのか、いらないのかよくわからない、あいまいな言い方がぴったりです。つまり、「間に合っているのでいらない。」ということです。

　 日本語が相当上手い韓国人も、この辺がうまく和訳できず、たいてい「できている。」と和訳しています。最初、どの韓国語を和訳しているのかと思いましたが、どうやら、この

を和訳しているということが分かりました。

と憶えましょう。

　　「構わない」、「よろしい」の意味。
ハングルで書くとえらく複雑になりますが、これも

という形で大変頻発します。これも日本語だと「大丈夫」が最もしっくりします。　

(2)の

に近いです。

と憶えましょう。

の尊敬語で「召し上がる」の意味。
食堂で、女店員が料理を持ってきて、

と言います。定型文句です。日本では全く聞きませんね。日本の場合は、「お待ちどう様」ですね。寿司屋だと「へい、お待ち」ですね。

の尊敬語の

と発音が似ていて混同しやすいです。食堂の女店員から、

（差し上げます、召し上がれ）とか言われると、ややこしいです。